パチンコ店のチラシの作り方(巻頭特集)
とにかくエキサイティングなチラシに。
地域にもよりますが、業種としてはパチンコ店の折込みチラシはかなり多い方です。
その割にはどこのお店も同じような感じで特徴がありません。パチンコ店の性格上そうなってしまうのか、という感じもしますが、それだけに、パチンコのチラシには、ひとひねりのアイデアの余地はあるかもしれません。
大体、若者はスロット、中高年はパチンコとユーザーが大別されているようですが、遊戯感覚は同じ、いつでも手軽にできる身近なレジャーです。
しかし、ギャンブルでもあるので、大体はポケットのお金を使い果たして、しょぼくれて帰ることが多いのですが、たまにお宝台で儲けたり、ちょっとコツを発見してやっぱり当たった、となるとなかなかやめられないもの。
だからとにかく、元気でファイトのあるパチンコ・チラシのデザインが必要。パチンコ台は、人気のタレントや歌手、ヒットした映画やアニメなので、デザインはキャラクター総動員、折込みチラシの中でいちばん賑やかなのがパチンコです。
言葉も、「爆裂!」「炸裂!」「激闘!」「炎」「火花」「衝撃の出玉!」「熱いッ!」「エキサイティング」「最強」「バトル」など、パチンコ用語の氾濫です。前回負けても、また行きたくなるようなファイトをそそるのがパチンコ・チラシの作り方のコツ。
商機をアピールするパチンコ・チラシ
チラシには目玉商品が必要!パチンコ店の最大の目玉は、「新台入替」「新機種導入」、この日は、店によっては開店前から行列ができます。また、景気付けに新台の大盤振舞いもあるからです。
定期的なイベントとしては、3のつく日、7のつく日、などフィバーの縁起で奇数の日やゾロ目の日、機種ごとに甘デジで誘う「エヴァる日」「海の日」など、チェーン店ごとに競う「頂上作戦」「決定戦」などがあります。
ある程度は玉やコインを出してお客さまにサービスしないとお客さまは離れていきます。新台も日数が立つと締め付けが始まりお客さまも離れていきます。そしてまた新台を入れるという、堂々回りの繰り返し、パチンコ業界も苦境にあり、いま生き残りをかけた時代になりました。
ギャンブル性を排した1円パチンコもそのような背景から生まれた、主婦層を取り戻そうとする苦肉の策です。
お客さまの心理に迫るチラシ。
大体、お店によってデザインのクセや傾向は違いますが、アクティブなことやキャラへの依存はほぼ同じ。そこで、お客さまの心理にもう少し近づいた細かい情報や、キャラクターの文化的なストーリーを活かした、情報伝達がチラシにあってもいいと思うのです。
業界の規制もあって煽ることには限度があり、また射幸心を刺激してもいけないし、こうすれば当たる!とだましてもいけません。
しかし、お客さまはパチンコのことをよく知っているわけですから、爆裂!のチラシ表現だけではダメです。
ロングセラーの「海」の場合、「魚群が外れたら、あなたは続けるか、やめるか?」「朝イチの早めに出るスーパーリーチは要注意」「自分の得意な勝ちパターンを探せ」など、お客さまの実際的な感覚にギリギリまでくすぐるチラシのコピーのテクニックです。
または、「エヴァンゲリオン」のストーリーの面白さや「冬のソナタ」の人気のシーン、など文化として紹介することで、台の展開をイメージします。
パチンコ業界の泣き所は、いずれも過去の題材をパチンコ・ナイズしているだけ、過去のキャラやタレントから離れた新しいオリジナルのないことで、まして、お店が独自に商品企画を売り出すこともできません。将来的には、文化またはサブカルチャーとして変貌していくとは思いますが。
お店の努力をチラシで紹介
パチンコ人口がひろがったことで、新規店や大型店は、店内の環境や店員のサービスに気を使っています。
店内は明るく清潔、トイレがきれい、飲食コーナーがある、などの環境面、店員の応対が親切で丁寧、店員が若い女性でサービスもいい、景品が豊富で米俵など意外なものもある、また、ときどきバニースタイルの「でちゃガ」がやって来るなどのイベント、ケータイでのメルマガなど会員向にトクするような情報など、お店のシステムはすすんでいます。
そうしたところをチラシでも強調して、女性客、若い層、ビギナーを誘うデザインづくりも大事です。
また、お客さまに登場してもらったり、「わたしのパチンコの楽しみ」「わたしの勝ちパターン」「パチンコ川柳コンクール」など、とくにチラシの裏面を利用して、ユーザーコミュニケーションをはかってもいいでしょう。
